アイデアはペンタブで視覚化!デジタルに写経して金の卵をストックする

アイデアはペンタブで視覚化!デジタルに写経して金の卵をストックする

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「あの時ひらめいたアイデアが思い出せない。」

「忘れるようなアイデアなら使えないアイデアかもしれない。」

アイデアを生かせない自分への言い訳で逃げていませんか?瞬時に浮かんでは消えていくアイデアは金の卵に変わるかもしれません。

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そこで金の卵となるかもしれないアイデアの断片をデジタルツールに“手書き”でストックして、視覚化するのです。

さらにワードやパワーポイントなどに写経して連想します。この回りくどさ(?)が、アイデアに磨きをかけていくことになるでしょう。

では、アイデアの金の卵をストックして最終的にデジタルコンテンツ化させる流れを解説しましょう。

アイデア予備軍をストックする

アイデア予備軍をストックする

アイデアは、気が緩んだ瞬間、発生して、「このアイデアは使える!」と思った矢先、無情にも消えていきます。このようにアイデアは、緊張した状態から解放された後や、別な環境に移動した瞬間に予告なく現れるのです。

目の前にペンとノートを準備しておいたスタンバイOKの状況では、ひらめかない経験を味わっている企画担当者は少なくないはずです。アイデアは、この瞬間に発生する“アイデア予備軍”のキャッチが最初の重要ポイントになるでしょう。

では、どんな状況で“アイデア予備軍”が発生してくるのでしょうか?

アイデアは解放感と共に発生する理由

アイデアは解放感と共に発生する理由

アイデア予備軍が、発生する状況を取り上げてみます。

  •  エレベータ内
  •  トイレの中
  •  通勤や外回りの車で移動中
  •  電車内
  •  訪問先での待ち時間
  •  帰宅後のバスタイム
  •  枕に頭をのせている寝る前や起きたばかりの時間

取り上げた状況のほとんどが、緊張が取れた次の状況に変わったときです。

なぜ、アイデアは解放感と共に発生するのでしょうか?先ほど取り上げた状況の共通点は、“手持無沙汰”になっていることです。

エレベータ内の密室の何もできない状況や通勤や外回りの車や電車の中は、機械や乗り物に身を任せて思うように動けない状態になりますよね。

手持無沙汰だから、自然と思考がはたらき始めてアイデアが湧いてくる流れになります。

さらに訪問先での待ち時間は違った緊張感の状況です。ひたすら待つしかない状況のため、自然に思考が働くのです。

さらにアイデア予備軍として、発生してはいけないときに浮かんでくる状況があります。それは、トイレの中やお風呂の時間、寝る前の枕の上や起きたばかりの枕の上です。

「なんでこんな時に浮かんでくるの!」と言いたくなるほど無情にもアイデア予備軍は浮かんできます。アイデアが、解放感と共に発生する理由は、日常の仕事やプライベイトでインプットした情報や知識を緊張した状態では、処理できないからです。

つまり、人間の脳は、緊張したストレス状態から解放させることによって、処理能力が回復します。処理能力がリセットされて潜在意識にある情報がミックスすることで新しいアイデア予備軍が生まれてくるのです。

突然浮かんだアイデアを逃さないためにメモに重点を置く方法。

突然浮かんだアイデア予備軍を逃さないためにも、メモを取る習慣をつける必要があります。アイデア予備軍は、時と場所を選びません。状況に応じたメモの取り方を駆使して、金の卵の取りこぼしがないように習慣を付けましょう。

紙とペンのメモ書きでもよいのですが、両手が開いていないと不可能な状況もあります。車で運転中や、電車の吊革をつかんでいるとき、片手だけは空いている状況です、紙とペンではなく、ペンタブレットやスマホなどのアプリを利用して、手書きでアイデア予備軍をメモ書きするのです。

状況によっては、スマホアプリの音声録音で応急キャッチ!なんてことも応急処置になるでしょう。要するに、瞬間的に浮かんだフレーズを逃さないで、何かにメモをする習慣です。その中でもタブレットやスマホだとデジタルに移行しやすいでしょう。この「メモをする習慣」が、金の卵になる可能性があるアイデア予備軍を逃さずキャッチすることになります。

アイデアは自由に表現

アイデアは自由に表現

キャッチした断片のアイデアをつなぎ合わせるためのタブレットやスマホはいつでもスタンバイさせておくことが重要です。つまり、条件反射のように電源が入り、アプリはスタンバイ状態でスグにメモできるように日ごろから意識して備えておきましょう。

ビジネスアイデアは都合よくは浮かびません。それだけに一生懸命、本を読んだりセミナーに参加したり、先輩からアドバイスを受けたりしていますよね。だけどなかなかいいアイデアが浮かばないのは、詰め込んだ情報が処理されない緊張した状態にあるからなのです。

このような状況から解放してあげるためには、アイデアを自由に表現する必要があります。ルール無用のキャンパスに思いのままのひらめきを描いていくイメージです。言い換えると「落書き」のような感覚です。

落書き感覚でアイデアを自由に表現するには、「アイデアの可視化」が必要になります。アイデアを可視化する理由は、頭の中で考えていても、思考の最中に視覚や聴覚や味覚、触覚などから余計な情報が入ってくるのです。一般的に言う、「邪魔が入る」ってことですね。

家にいれば、家族やテレビなどに邪魔をされて、会社では上司や同僚、訪問客などに邪魔をされて、とても集中できる環境ではありません。つまり、アイデアの可視化には、集中できる環境が不可欠なのです。そして集中できる環境で、アイデアを可視化するのに適した方法があります。

一人でアイデアを可視化するならマインドマップです。複数で自由にアイデアを連想させていくならブレインストーミングになります。

マインドマップ

一つのテーマになるキーワードを中心点において、連想していく深層心理を深堀する方法です。

ブレインストーミング

複数の人間で一つのテーマについて、制限時間内に連想した意見を出す方法になります。ルールとして、他人の出した意見を批判しないで、自由な発想を制限時間内にたくさん出すことがポイントです。

無地のページは無法地帯!思いのままを書き散らす

無地のページは無法地帯!思いのままを書き散らす

マインドマップやブレインストーミングをするためには、土台になるキャンパスが必要になります。スマホやペンタブレットのアプリにもよりますが、基本は無地のページです。無地のページはルール無用の可能性が無限に広がるスペースです。

思いのままを遠慮なく書くことが重要なポイントになります。遠慮なく書き出していくためには、誤字脱字や「人に見せたら笑われるかも」などと躊躇(ちゅうちょ)することはNG。頭の中と同じ状態で、仕事もプライベイトも関係ないくらいの自由度の高いステージで思い浮かんだ言葉や図、絵などを書き出していくのです。

アイデア出しでペンタブを使う方法

アイデア出しでペンタブを使う方法

無地のページに浮かんだアイデアをアウトプットしていく方法を紹介しましょう。

KJ法 付箋

タブレットやパソコンの前で、複数の人間がブレインストーミングする場合、付箋を使ったアイデアの記録法になるKJ法に沿ったLINEアプリのトーク活用です。

LINEアプリなら、オンライン状態であればわざわざ集まる必要もなく、決められた時間内でアイデアをトークという付箋でアウトプットしていくことが可能になります。

言い換えると日ごろのLINEグループや友達とのやり取りも、意識して使えばブレインストーミングになるのです。実に“灯台下暗し”じゃないですか。

脱・キーボードで連想力アップ

マインドマップでアウトプットするときも、キーボードやタブレットで入力ではなく、フリーハンドで書き出します。

その理由は、キーボード入力やスマホで文字入力をすると変換候補が出てくることで、思考力が低下してしまうからです。手書き感覚でフリーハンドで描くことで、アイデアの連想力が加わることになるでしょう。

アイデアしりとり

一人でもグループでもアイデアが湧かないときに便利な打開策として、アイデアしりとりがあります。お題になるキーワードを決めて、そのキーワードに勝手にキーワードを複合していく連想ゲームです。

例えば、お題キーワードが「スマホアプリ」だとしましょう。

最初に「スマホアプリ+新作」とでもしてみましょうか。後は、「新作(しんさく)の“く”の字から始まるキーワードを自由勝手につなげていくだけです。

「スマホアプリ+クリスマス」
「スマホアプリ+ストーリー」
「スマホアプリ+イメージ」
・・・

このように「しりとり」だけをルールに展開していく中で、ひょっとするお宝アイデアが複合されるかもしれない発見になります。「しりとりゲーム」と融合して新しい発想を生み出すアウトプット方法ですね。

デジタルに写経

デジタルに写経

ここまでは、アイデア予備軍をルール無用で書き出していきました。ルール無用の自由な発想の中で、文字や図や絵などが書き出されていることでしょう。このアイデア予備軍の金の卵を放置してしまったら、勿体ないのです。

次に取り組むべきことは“写経”になります。お寺の和尚さんが修行で取り組む写経ではありません。お堅いイメージの写経ではなくデジタルに写経することです。

できればネット検索も駆使して、アイデアを現実的に肉付けしていく行動になります。デジタルに写経は、フリーハンドでアウトプットしたアイデア予備軍をデジタルに整理しながら取捨選択してまとめていく行動です。

この写経部分が一番重要になります。「面倒くさいなあ」なんて思わないで取り組んでみると自分の出した他愛もないアイデアが、現実味を帯びてくるのを実感できますよ。つまり、ネット検索をしながら「アイデアが現実的に使えるか?」方向性や既存サービス、ライバルなども見えてくるのです。

「もしかしたら、この問題点さえクリアできれば新しいサービスになるかも」アイデア予備軍を整理することでアイデアの現実性が見えてくるでしょう。

“落書きからデジタル”転記の時に起きること

“落書きからデジタル”転記の時に起きること

最初は“落書き”のようなメモ書きかもしれません。他人に見せたら笑われるかもしれません。ですが、アイデアの卵はどのような形で生まれるかは、時と場所を選ばないのです。

そのための“落書き”のようなアイデア予備軍のストックになります。そして、ストックされた“手書きのデータ”から「デジタル転記」になる写経を始めていくのです。

写経によるメリットは整理だけではあません。

  •  二次ひらめきが起きる
  •  アイデアの派生が始まる
  •  さらにアイデアが広がるときは、派生を止めない

過去に出したアイデアの整理中に二次的なアイデアが浮かぶことは十分にあります。そして二次ひらめきのアイデアが勝手に派生していくこともあるのです。最初のキーワードとは、違う分野や違う業種のサービスに繋がってしまうことも考えられます。

そんなアイデアが派生している状態にブレーキをかけるのは愚かな行為です。ここは、自由な発想が展開している思考状態をさらに自由にさせて、行きつくところまで派生させましょう。異業種や違う分野で使える新しいアイデアになるかもしれませんからね。

キーワード検索でライバルもチェック

キーワード検索でライバルもチェック

写経中にネット検索を取り入れていくことで、整理中のアイデアの実現性や関連情報もキャッチできるようになります。そのアイデアの弱点や不足の部分も見えてくるのです。

ネット検索で同時に見えてくることは、既にそのアイデアに気づいているライバルも発見できることですね。もし写経中のアイデアに気づいているライバルがいる場合、少し視点を変えるだけで新しいアイデアになることも十分にあります。

または、写経中のアイデアに他のアイデアを複合して独自のアイデアに進化させていくのです。

同じことを考えている先駆者がいても気にすることはありません。少し視点を変えて提供する場所や複合させることで先駆者のアイデアよりも便利な商品やサービスになるかもしれないのです。

関連ワード・共起語で需要もチェック

関連ワード・共起語で需要もチェック

アイデアを写経中にネット検索をして、同じアイデアを持ったライバルを発見したとします。その時は、写経中のアイデアの関連ワードや共起語での検索も行いましょう。

関連ワードから、アイデアの需要(市場価値)をチェックすることができるのです。関連ワードが、そのアイデアに関係する対象年齢や地域、対象グループなどの場合、ターゲット層も同時に想定できるようになります。

アイデアは、時に中心から外して、外から見ることも必要なのです。いろんな角度から整理していくことで、実現性と価値が明確になってくるでしょう。

金の卵になるアイデアを持ち歩く

金の卵になるアイデアを持ち歩く

デジタルに写経をしたアイデアは、将来の“金の卵”になる可能性があります。いつどこで出番があるかわからないので、持ち歩くことは重要です。

持ち歩くといっても、デジタルツールにストックしてあるので、スマホやタブレットでいつでも確認ができます。上司や訪問先の顧客に提案して、大きく人生を変えるかもしれませんよね。L

まとめ

まとめ

「アイデアって忘れていくもの」という性質を基本として、アイデアのストック方法と育て方、整理方法を解説してきました。

まとめますと・・・

アイデアの視覚化→デジタルに写経→持ち歩き出番を待つ。この流れでアイデア予備軍を「金の卵になるアイデア」として、デジタル加工して持ち歩くイメージです。参考になれば幸いです。

 

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